木を収穫のために切ることです。通常は、一定の区域にある樹木をすべて伐採します。
スギやヒノキは、植付から50年ぐらいで主伐しますが、最近は60年だったり100年にしたりします。これは、主伐しても、採算が合わないためです。
主伐には、一度に全面積を伐採する「皆伐」と、何度かに分けて切る「択伐」とがあります。
皆伐は、伐採のための経費が少なくてすみます。収入をより多くするためには合理的な方法ですが、周囲の環境に与える影響が大きいことから、伐採の面積を小さくして環境への負荷を軽減することを考えています。
主伐のときの本数は、木によっても異なりますが、1haあたり300から600本ぐらいです。
伐倒、木を切り倒すことですが、まず倒す方向に人がいないか確認します。
きるときは、倒す方向にまず切込みを入れます。これを「受け口」といいます。
そして、反対側に切込みを入れます。これを「追い口」といいます。
受け口は、まずほぼ木に直角に(斜面の場合は、地面に平行にしない)に、直径の1/4から1/3の深さできりこみをいれます。
そして、切り込みの上のほうからだいたい30から45度の角度になるように切込みを入れます。
そのあと、反対側から木に直角に追い口となる切込みを入れます。これは、さきほどの受け口の切り込みで水平に入れた切込みから斜めに入れた切込みの2/3にあたる位置に入れます。
受け口が浅いと、追い口の切込みを入れている途中できがさけて、木の根元から裂けた根元が跳ね上がり怪我をします。
木を切るときは、倒す方向に注意するのですが、山側つまり山の高いほうから低い方向に木を見ると実際よりも低く感じます。倒すときは、十分に注意しましょう。
また、木が密に植えられているときは、たおしたときに周りの木の枝にひっかかりきっただけでは倒れないときがあります。このように木に引っかかることを「懸かり木」といいますが、このようなときは倒したい方向に手で補正して誘導しながらた倒すのですが、経験がかなり必要となります。
また、作業では旱魃と同じくノコギリやナタやオノやロープやチェンソーを使います。チエンソーですが、使うにはかなりの訓練が必要です。
山林労働者の高齢化もあり、伐採の作業だけでなく重機に頼らざるを得ない状況です。そのために、重機が通る幅で周囲を切り倒すことも必要となり、そのための費用がかなりかかります。