
全国森林組合連合会が有楽町でおこなっている森林の仕事につきたい人のための求人の相談会に行った。
相談ブースがいろいろ話を聞くことができた。たまたま、その若い相談員が大学で私の故郷の三重県で大学時代に農林の勉強をしていたということで、話がはずんだ。
まず、このイベントの目的は。若い森林の担い手をさがすこと。仕事は減っているが、世代交代は避けられない問題である。そのために、若い人に技術を伝えていくことが重要で、そのために求人を毎年2回行っているそうである。
実際の就職の状況を聞いてみた。
とにかく体力的に大変で、1年間の修行の間に約30%がやめるそうである。私としては、この30%は少ないと思う。実際は、それほど大変な仕事だと思う。
彼が言うには、ほとんど人がほかに仕事がないのでしかたなく応募している人が多いとのこと。また、つらいだけでなく、目の前で同僚などが事故にあい、怖くなってやめる人もおおとか。本当に森林が好きでなくては続かないといっていた。
都道府県のブースが少ないのは、関西圏は別途にイベントを開くことも多いのでということである。奈良県はきていたが、三重県はなかった。
CO2の排出権の話をした。要点をまとめると次のようなことだった。
今はブームなので、この話をすれば予算がつきやすいとのこと。
今の排出権は、京都議定書によるもので、期限はあと3年である。その後はどうなるかわからないが、排出権の取引でお金がついて森林が整備されることは、喜んでいいと思う。
しかし、今の排出権の取引は、実際に森林の仕事をしている人の雇用になるかというと、槽でない場合が多い。京都議定書による排出権の取引は、多くの場合に排出権の取引をしている企業などにお金が入り、そこからどうなるのかは不明瞭な場合が多いのである。
これについては、われわれはもっと勉強すべきなのである。
たとえば、今の首相がCO2の肺知る用を25%削減するといっているが、実際にはそんなことはできないので、達成しなかった分をお金で支払うことになる。
今の予定では、中国などアジアの国からその権利を買うことになる。つまり、名前を変えたODAと同じなのである。そんなお金を海外に使うぐらいであれば、日本で森林の仕事をしている人があまりの賃金の安さで、職をなくしているので、そういう国内のことにお金を使ったほうがよほどいいと思う。
そんな話で盛り上がったが、今はブームなので、そのながれでお金が少しでも森林の仕事に回ってくればよしとしたいともいっていた。
また、ルイビトンが1000万円で森林を保護するようなことをしている話になったが、それだと1回分の下草の処理の費用ぐらいで、将来に向けてどうしようとしているのまったく公表されていない。やはり、宣伝効果を狙ったものだと思うという話になった。
実際に補助金が出て木を切っても、そのまま放置されることも多いという話も聞いた。その費用で、木を切るための仕事を作り出しても、実際にその木が売れるかというと採算が合わないので、そのまま放置されることも多いようである。
そうれから、三重県の熊野地方は全国での有名な森林の産地である。かなりいい森林もあり、補助をもらわなくてもやっていける森林がかなりあるということだ。
そこで、まだ公にはしていないがトヨタ自動車が森林保護のために一山ぶんお金を出したといううわさがあるとのこと。
そのときの森林の条件が、補助金なしで運営できている山を探すということだったらしい。金額は5000万円ぐらいだとのこと。
話をした担当者は、そこの地域の代々森林で生計を立てている人の山を見に行ったことがあるといっていた。
今までの中で、一番手入れをしていると思われる森林で、下草の処理がきちっとされてシダが地面に覆われていて、土地も手入れがされいて、いのししの水のみ場もあるとのこと。特に土地はすごくて、雨が降ったときには、山に水が上から下に流れるのではなくて、ふったあとにその山の小川にジワッと湧き出てくるのだそうである。
木も手入れがよくて、実際に切り出したときの木目がまったくほかのとは違うそうだ。もちろん、そのために高値で取引されるそうである。
しかし、いまの代になって木材の価格が下がらなかった日はないという。常に値下がりしているとのことである。